エステル類を解説 part1鎮痙連鎖用 鎮痛作用 鎮静作用 抗炎症作用

パチュール沖縄News

エステル類  

1.神経バランス回復作用 +++

2.血圧降下作用 +++

3.鎮痙攣作用 +++

4.鎮痛作用 +++

5.鎮静作用 +++

6.抗炎症作用 +++

エステル類の「神経バランス回復作用」は、全芳香成分類の中で1つしかありません。
この名前が出たら「エステル類」です。

次に、「血圧降下作用」「鎮痙例作用」は全芳香成分類の中で2つある作用です。
まずは、ここを抑えます。

エステル類は全て「鎮静系」

テルペン系アルデヒド類、ケトン類、そしてエステル類のこの3つは鎮静系です。
セスキテルペン炭化水素類は一部マイナスの鎮静系がありますが、上記3つは作用を鎮静系です。
その中でもエステル類の作用全ての作用名は、3つの中でも全て鎮静をイメージできる名称なので覚えやすいです。

1.神経バランス回復作用  興奮している神経も鎮静させ、下がっている神経を上げてくれ(例えばストレスなどで落ち込んでいるなど)神経のバランスを整えてくれます。

2.血圧降下作用  興奮して上がっている血圧を落ち着けて鎮静させてくれます。

3.鎮痙攣作用  神経性で働くので痛みも含めて鎮めてくれます。痙攣は筋肉に働く痙攣を鎮めてくれます。

4.鎮痛作用  一時的に局所的な痛みを和らげる作用。鎮痛(無痛覚)作用とは鎮痛作用の1つで根源から痛みを和らげようとする作用。

5.鎮静作用  興奮を和らげて落ち着かせて鎮めてくれます。

6.抗炎症作用  そのまんま炎症を抑えてくれる作用。

鎮○○は3つだけ

全芳香成分類の中の作用にある「鎮○○作用」は
鎮痙痙攣作用、鎮痛作用、鎮静作用の3つです。

その3つがまとまっているのが「エステル類」なのです。
この3つはまとめて覚えましょう。

頭痛、腰痛、肩こり、足の攣り、打撲、痒みも!それらを伴う症状の時は鎮痙連鎖用、鎮痛作用のある精油を使用すると効果的です。

鎮痙連鎖用は、イランイラン バジル ローレル マジョラム カモマイル・ローマンその他多くあります。
鎮痛作用は、ウィンターグリーン クローブ ラベンダー・アングスティフォリア ペパーミント その他多くあります。
また両方の作用を持ち合わせている精油もあります。
鎮静作用は、精神的な鎮静の際に使うことが多いです。ジャスミン マンダリン プチグレン スパイクナード などなど・・・・

鎮痙連鎖用は、全芳香成分類の中で2つしかない作用です。
エステル類以外には、フェノールメチルエーテル類にあります。

抗炎症作用

炎症とは、 発赤、熱感、腫脹、疼痛を炎症の4大兆候と言います。
機能障害を入れると5大兆候と言います。
炎症症状は、痛みを伴うことが多いので痛みと連動して精油ブレンドのレシピに加えることが多いです。
疼痛は、通常の痛みと同義語だと思っていいです。

腫脹は、簡単に言うと「腫れ」の症状です。
身体の局所に外傷を負った場合などに、腫れますよね。
その他、蚊に刺された、感染症などで部分的に腫れた(例えばおたふく風邪)、お薬の副作用で腫れたなどなど・・・

熱感とは、体の部分的に腫れる場合や全体的に火照っている状態(熱っぽい)、又は発熱がある状態のことです。

発赤とは、皮膚が赤くなる状態の事です。
ポツポツと小さな赤みが盛り上がってまばらにできることもあれば、広い面積で赤みの出ることもあります。
日焼けの後も赤くなりますね。
皮膚の下の毛細血管が部分的に拡張し、血流が増加することが原因で赤みを帯びたりします。

なので、抗炎症作用の精油は大活躍です。いつも手元に置いておくと様々な症状に使用できますよ。

テルペン系アルデヒド類も抗炎症作用の精油が多くありますし、その他テルペン系アルデヒド類以外に私が良く使用する精油は、カタフレイやアカマツ・ヨーロッパです。
抗炎症作用の精油は数十種類あるので、好みの香りの精油にも近づけられますね。

ということで、抗炎症作用は鎮痛作用と連動させて覚えてくださいね。

それでは、長くなったので血圧降下作用と、神経バランス回復作用は次回に(^^♪

薬機法を遵守しなければならないので、ここで出てくる○○作用とは、「効く」とか「治る・作用がある」という事ではありません。
あくまでも期待が出来る、範囲です。

もちろん、多くの方から、個人の感想として「治った」「完治した」など聞きますが、人間様々な体質がありますし、そうでない人もいます。
医師でもない人が先ほど述べた「効く・治る・作用がある」を謳ってはいけませんので、表現をそのまま受け取らないよう、ご了承ください。

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